『座敷娘』──國津武士

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ジャンル:
まんがかんそうぶん
シリーズ:
エロまんがかんそうぶん
種類:
成人向け
最終更新:
2007年02月19日 16時59分
シリアル:
2006-02-28-09
製品画像
  • 國津 武士(2003-08-09)
  • マーケットプレイスの価格:¥ 168より (定価:¥ 940, 82% off
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座敷娘は2003年に茜新社から刊行された國津武士 2冊目の単行本。単行本の名前の由来である連作座敷の神様と短編5編が収録されています。

単行本幼術師(→レビュー)や最近の作品(例:コミックメガストアH2006年2月号/コミックメガストア2005年12月号)を読んで、この人の物語冒頭部における展開のキャッチーさは実にすさまじいと感心していたのですけど、この本は2冊目だけあって、今とくらべて構成でやや唐突さが勝っていたり、筆の運びがまだたどたどしかったりといった部分が残っています。話は面白いけど絵は代わり映えしない人だと思っていたのだけど(失礼な)、こうして読むとちゃんと成長しているんだなあ。

画像
貧乏神の娘っ子。死神に死亡宣告された主人公を救うために一計を案じているところ。

アパートに住む青年と、彼の部屋に棲み着く「座敷の神様」をめぐるドタバタ連作がこの単行本のメイン。彼女がじつは貧乏神であることが判明したり、死神や福の神のようなほかの神様や青年の妹が来襲したり……という感じで進行してゆきます。幼女に妖怪・民俗設定にと、國津武士の味がたっぷり滲みだしたストーリーで、ファンなら期待を裏切られることはないはずです。むっつり無愛想な貧乏神がたまに見せる可愛さが楽しい。

國津武士と言えば太めのくっきりした線と須藤真澄を彷彿とさせるモールス線、という印象がありますが、掲載作の中にはまだモールス線を使用していない作品もあって、試行錯誤している様子が興味深いと言えば興味深いところ。モールス線の採用以降は、画面がこころもち軽くなり、平坦さが消えた印象があって、読んでいてなるほどなーと感心しちゃったりします。

収録作は座敷の神様 オープニング(カラー2P + モノクロ2P)、座敷の神様 死神座敷の神様 エマ座敷の神様 福の神座敷の神様 付喪神座敷の神様 貧乏神座敷の神様 小泉おこたもっと優等生『ごっこ』夢のお医者さんごっこクリスマス・プレゼントの12作。巻末に寄稿イラストと作者コメント、カバー裏に作者本人の祖母画による「座敷の神様」のイラストがあります。