絵や動きはちょこッと安め。原作漫画を読んでいないので想像もまじえての評価ですが、演出面でも創意や工夫の足りなさが目につきます。とくに、はじめての外出シーンで、外に出たちょこが「わあー」と目を輝かせたあと、外の情景が一切描写されないのが信じられません。ふたりが外に出る前に室外のカットが数枚ありましたが、あの部分を削ってでも、ちょこの視点で見た雪景色の世界を入れておくべきじゃなかったでしょうか。(それに、画面固定ではなく、2画面分くらい用意してパンしてほしかった)
あそこに全景の描写があってはじめて、雪で遊んだり転んだり、という個々の描写が地に足のついたものになるはずだし、それにあのシーンは、はじめて目にした世界の広さと白さ、美しさに驚くちょこを描写することで、まだ何にも染まっていないちょこ自身の無垢さ・純粋さが描かれる場面でもあるはずで、それなのにカメラに映るのがふたり周辺の狭い範囲だけ、っていうのはどうにも弱いです。ふたり以外はどうでもいい、背景は書き割りでいい、という感じになってしまう。これぞまさしくセカイ系というか。
もうひとつ、喫茶店の回想場面ですが、あそこは回想を前半と後半に分割して、前半を冒頭へ持ってゆくべきじゃなかったかという感じがします。妹が欲しかったのは子供の頃で、母親が妊娠している描写がある→しかし大人になってから、サンタが成長後の妹をつれてくる、という流れにすれば、謎で視聴者の興味を引いて、空飛ぶサンタお姉さんが妹をプレゼントに来た、という突拍子のない展開による脱落者を減らせたんじゃないか、と。そういう意味では、お話的にはもう少しポテンシャルがありそうだと思ったのですけど、うまく生かせていない感じがしたですね。
あにかん:『ちょこッとSister』#2──「はじめてのお正月」
(2006年7月24日)- ここに夢オチを持ってくるのなら、1話の冒頭部分も夢パートにして、回想を持ってくるべきじゃなかったかとますます思うわけです
- なにがアンチョコに載っていてなにが載っていないのかという差異がよくわからん
- お金あげちゃうのはなあ。まあお年玉だからお金なんだろうけど。大家さんが絵日記とお菓子をプレゼントするんじゃ駄目なのか?
あにかん:『ちょこッとSister』#5──「ブラジャーを買いに」
(2006年8月21日)同性に下着見られたくらいでそんなに恥ずかしがるもんかなー、と思ったりもするのですが、管理人さんはうぶっ娘の真面目っ娘だからああいう反応になったのでありましょうか。あと、このアパートの風呂とトイレがどこにあるのかよく分からない。あれは共用じゃなくて各部屋ごとにある……んですよね?
"Keep Out"の黄色いリボンがお邪魔役として登場するのはまあいいとして、リボンがただ画面に乗っかっているだけなのは面白味に欠ける感じがするですね。あそこにSEで銃の発砲音とか加えたら、ギャグとして笑って許してもらえそうな気がするのですけど。