- ジャンル:
- まんがかんそうぶん
- シリーズ:
- エロまんがかんそうぶん
- 種類:
- 成人向け
- 最終更新:
- 2006年07月22日 22時05分
- シリアル:
- 2006-07-20-09
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- 掘骨 砕三(2006-07-18)
- ¥ 980
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はえてる女の子は2006年7月18日に三和出版から刊行された掘骨砕三の単行本。三和出版の雑誌COMIC フラミンゴR、COMIC アイラデラックスと、一水社のアンソロジーイケナイ少年遊戯に掲載された短編10本が収録されています。(夜に虚就くのレビューでも触れたように、掘骨砕三はほりほね さいぞう、小瀬秋葉、鉈川紘といった名義も使用しています)
収録作の中心はタイトル通り「はえてる」女の子ですが、全体的な系統としては人体改造や畸型の色合いが濃く、一般のふたなり好き(いるのかそんなの)がヌキ目的で楽しむには難易度の高いところがあります。掘骨砕三のほかの作品とおなじく、少数の特殊趣味の人向けの嗜好品といったところでしょうか。大便にまみれながら交わったり、あるいは食糞したりといったスカトロ要素が頻出。ショタものアンソロジーに収録された作品以外でも、男性キャラクターは基本的に突っ込まれる側というあたりも頼もしいところです。
素朴でのんびりした線と、その線で描かれる特異な内容のアンバランスさが、掘骨砕三の魅力のひとつ。この一見木訥な線が、要所要所で執拗な精緻さを見せ、有無を言わさぬほど完成度の高い幻想として結実するのが、掘骨砕三作品の静かな凄味です。(この執拗さは、下水街、夜に虚就くの下水街シリーズでとくに顕著)
もうひとつの特徴は、傾向が悪趣味であるにもかかわらず、作品に悪意や憎悪といったネガティブなメッセージがまったく欠如しているところ。むしろここにあるのは、いびつで歪んだ世界に対する祝福です。これにより、作品を、架空の世界を舞台にした幸せなファンタジー、あるいは世界のルールを変更した思考実験の博物誌として安全に楽しめるようになっているところもまた、掘骨砕三作品の大きな魅力と言えるでしょう。
- ダイスキナニオイ
冒頭4Pをカラー収録。一服盛られて体が麻痺 + 着衣のままおもらししてしまったノーマルな女の子と、彼女の排泄物のニオイに惚れこむあまり、肉体に男性器まで装着してしまったスカトロ好きな女の子が、全身ウンチまみれになりながら交わります。とにかくうんこ。うんこうんこ。
汗と涙と精液と排泄物でふたりとも全身ぐちょぐちょどろどろ、という絵面が物凄いです。にょろにょろうんこの描きかたはなんともリアルで気持ち悪い。
- ぞろぞろどろどろ
ある日、奇妙な生物に膣の内部に棲み着かれてしまった女の子。体内に潜り込んだ生物の刺激のせいで、どんどん頭がエロバカになってゆき、おまけに増殖した「それ」が周囲の人々にまで影響をあたえはじめて……。
これは話の捻りがすばらしいです。日常にぽつんと芽を出した不思議な種が、なるほどさもありなんと思える蓋然性の高い枝葉をするすると伸ばし、異常で、グロテスクで、でもどこか美しくて間の抜けた世界として幸せに完結するという、掘骨砕三のエッセンスが凝縮されたような一作。
- はえてる女の子
レズカップルの現場を盗撮しようとした男の子が、逆に犯されて仲間に引き入れられ、人体を改造されてちんこ付きの女の子にされてしまうお話。当然のように女の子ふたりにもちんこがついていて、男の子は、背後から抱き抱えられたしーしーポーズで自分のより何倍もでっかい男性器に処女を奪われたり、巨大化した男性器の尿道と内壁に亀頭を植えつけられた腸を同時に犯されてよがり狂ったりするわけです。発想の狂い具合いがなんとも眩暈のする感じ。
- いとしのヨッパライ
ふたなりの女性が出てくるほかはノーマルな世界観のお話。デカ女とチビ男性の絡みが好きな人にはお勧めできます。日常に混入した異物による世界の変化、そして主観者による変化の受容、という掘骨砕三得意のモチーフを使った、コミカルでハッピーなラブストーリー。お酒が入ると性格が変化するユカさんが可愛らしいです。あと、男の子もけっこう可愛らしい。
- ワルイ戯
ショタもの。舞台設定の日常感と、淀みなく流れる語りにより、徐々にエスカレートしてゆく少年どうしの交わりがごく自然に描かれます。
グロテスクな要素こそ無いものの(とはいえ少年による同性愛もまた反社会的な要素であり、ここでは代替となっているわけですが)、ふと芽生えた異常が日常を侵食してゆき、やがて飽和して定常状態をつくる、というルールは共通しています。
- 卸値
女の子がお小遣いで買ったちんぽを大きく育てようとした結果、育ちすぎてえらいことになるお話。ちんこ付きの女の子ふたりがお風呂場でレズプレイ。巨大ちんぽから噴き出した大量の精液で全身ベタベタになりながら狂ったように交わります。馬鹿馬鹿しいというか荒唐無稽というか間の抜けたお話なのですけど、それでもえもいわれぬ日常感覚にあふれているのが面白いところです。
ほかの収録作はコタツ、Body Guardening、ぼくのおねえちゃん、シキさん。