- ジャンル:
- Sid Meier's Game
- シリーズ:
- Civilization IV/Civ4情報
- 種類:
- データ/資料
- 最終更新:
- 2007年05月24日 19時02分
- シリアル:
- 2007-05-24-02
先日インタビュー記事が掲載されたばかりのIGN PCに、こんどはBeyond the Swordの開発者日記が掲載されました。語っているのは前回とおなじく、BtSのリードプログラマー兼リードデザイナーであるAlex Mantzaris氏。ギャラリーにはあたらしいスクリーンショットが追加されています。
抜粋
Civ4に熟練したプレイヤーの大部分は、すでに、初期の征服こそが勝利のためのもっとも効率的な手段であることを見いだしている。斧兵や剣士、騎士で相手を圧倒するのは、非常に効率的であり、楽しくもある。しかし、平和的な建設者には何が残されているのだろう? 後半の時代で戦闘を楽しみたいプレイヤーはどうすればいいのだろう? 言い換えるなら、剣を越えた先にはなにがあるのだろう?

我々は、二本目の拡張パックSid Meier's Civilization IV: Beyond the Swordに数多くの平和的な選択肢を追加し、ゲーム後半の戦闘を改善することにより、剣を越えた先にある今まで見たことのない世界をプレイヤーに提供する。まったく新しいスパイ活動モデル。都市の生産力を急騰させ、経済を繁栄させる企業。宗教と外交を通じて達成される新しい勝利条件。海軍の重要性を増大させる、マップ上で展開される海上交易路 (on-map ocean trade routes). ゲーム後半のテクノロジーツリーの再編と、よりエキサイティングな宇宙競争。母国から独立して新文明となる植民地。それぞれのゲームをまたとないものにするランダムイベントとクエスト、などなど。
スパイ活動
スパイ活動はゲームの不可分な一部となった。BtSにおけるスパイ活動は、科学研究、文化、または税収と比肩できるほど重要である。「スパイ活動スライダー」("espionage slider") により、収入の一部を他文明に対するスパイ活動に割り当てられるようになったからだ。
スパイ活動への投資額が一定の閾値を越えると、ライバル文明に対する諜報活動の成果を自動的に得られるようになる。効果は都市の視界の獲得、他国のデモグラフィック・パワーグラフ画面へのアクセス、現在開発中の技術に関する情報など。最終的には、自国境内における他国スパイの活動を抑制できる。
他国のスパイが自国の都市群でスパイ行為をしにくくなる安全保障局 (Security Bureau), スパイ活動費を増進する諜報機関 (Intelligence Agency) など、スパイ活動をサポートする施設も追加される。
スパイユニットを敵国に派遣することにより、地形改善や施設の破壊、水源に毒を流す、金銭を盗むといった、より積極的なスパイ活動を遂行できる。また、対象の都市で自国の文明を宣伝したり、敵指導者の社会制度や国教を強制的に変更させることも可能。スパイに防諜活動任務を実行させると、敵のスパイ活動に対する防衛力となる。

企業
企業はゲーム後半をよりエキサイティングにするための追加物のひとつ。企業は商業的な実体の象徴であり、特定の資源を消費するかわりに、その都市に利益を提供する。より多くの資源を消費するほど、企業が供給する食糧・生産・商業または資源も多くなる。
企業を受け入れた都市は、サービスへの対価として維持費を支払わなければならない。
企業の創業は非常に見返りが大きい。それぞれの企業の創業都市は、世界中に存在するその企業の支店からローヤルティ収入を得られるからだ。
重商主義の社会制度を採用すると、外国企業が自国の都市で営業するのをブロックできる。国営財産の社会制度を採用すると、自国のものを含め、すべての企業の営業がブロックされる。
企業の導入により、ある資源を複数押さえる重要性が高まる。つまり、資源を押さえるというゲーム序盤の楽しみが、ゲーム後半まで拡張される。また、以前は宗教というかたちでゲーム初期にしか存在しなかった、都市でなにかを創始して拡散させるという要素が、より拡張されたことになる。
企業の種類
スタンダードエタノール (Standard Ethanol) は、トウモロコシ・砂糖・米を消費して石油を生産する。石油が入手できなかった文明には救いの神になるかもしれない。
アルミニウム株式会社 (Aluminum, Inc.) は、石炭を消費してアルミニウムを生産する。
クリエイティブ建設 (Creative Constructions) は、鉄や銅、石材や大理石のような時代遅れになった戦略資源を追加の生産力に変換する。
教皇庁
教皇庁 (Apostolic Palace) は新しい文化遺産。建設したプレイヤーの国教と結びついており、その宗教の文明に対する影響力に応じて、プレイヤーたちは聖戦、通商停止や和平の強制といった教令 (decress) の投票に参加する。正しいカードを選べば、プレイヤーは国際連合が登場する何世紀も前に外交勝利をおさめられるだろう。
現代
現代のテクノロジーツリーが再編され、自走砲 (Mobile Artillery), 移動式SAM (Mobile SAM), 空挺部隊 (Paratroopers), 対戦車砲 (Anti-tank Guns) のような新ユニットが多数登場する。

宇宙勝利は、宇宙船の打ち上げではなく、宇宙船がアルファ・ケンタウリに実際に到着したときに達成される。
成長済み開始オプション
ゲーム後半にコンテンツを追加することに対する唯一の問題は、後半が来る前にゲームが終わっているか、すくなくとも結果が読めているケースが大勢を占める点にある。この問題を解決するため、成長済み開始 (Advanced Starts) という新オプションが導入された。
成長済み開始では、ゲーム開始前のセットアップフェーズで、各プレイヤーが都市・改善・施設・技術やユニットを購入する。これにより、比較的バランスを取りながら、インフラが整備された帝国を保有した状態でゲームを開始できる。
まとめ
Beyond the Swordは究極のCivilization. ゲーム本編に決定的な新機能が多数追加されており、Civilization 4.5と呼んでもいいくらいだ。
参考
- PC Gamer誌にBeyond the Swordのプレビュー記事 (2007/5/22)
- IGN PC, Beyond the Swordインタビュー (2007/5/18)
- Strategy Informer, Beyond The Swordインタビュー (2007/5/8)
- Beyond The Swordの舞台裏:アート──コンセプトから完成へ (2007/4/12)
- Beyond The Swordの舞台裏:きたるべき世界 (2007/4/12)
- Civ4の新拡張パック、"Beyond the Sword"が発表 (2007/3/29)