- ジャンル:
- Sid Meier's Game
- シリーズ:
- Civilization IV/Civ4情報, Civ4戦略情報
- 種類:
- データ/資料
- 最終更新:
- 2007年07月31日 14時55分
- シリアル:
- 2007-07-31-03
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発売前、Civilization IV: Beyond the SwordのAIは以前に比べて大幅に向上されたと、さかんに喧伝されていました。しかし、スタックが何ターンもなにもせずに突立ったままだったり、勝ち目がないのは明らかなのに猪突してきたりと、実際の挙動が判明するにつれて、海外ファンフォーラムでは、「これ、本当に向上したの?」という疑問の声が上がっています。
BtSでAIの改良を担当したBlake氏がこれに反応。BtSの通常AIは、(経済などの取扱いは向上しているものの)さまざまなふるまいが「弱め」られていると解説し、BtSにおけるAIの真価は「攻撃的なAI」("Agresive AI") オプションでプレイして初めて発揮されると釈明しています。
- Aggressive AI (Apolyton.net)
まず最初に説明しておくと、BtSにおける「攻撃的なAI」は、指導者の個性の消滅を意味しません。つまり、ガンジーが狂戦士となって誰彼構わず攻撃するようになるオプションではありません。BtSの「攻撃的なAI」は、AIのパフォーマンスを全体的に改善し、AIをより競争的にする、ハードコアなCivファンのためのオプションに変化しています。
Blake氏によると、通常AIを「弱虫」にしたのは氏の決断だったそうです。ユニットスパムを減らしてくれとの嘆願が多かったからというのが理由の一部。氏は、BtSの変更点や新システムの多さを考えると、完璧なAIを完成させるだけの時間はなく、結果的に、壊れた部分を可能な限り少なくすることに時間を費やさざるを得なかった、とも明かしています。
抜粋
- アレクサンドロスやモンテズマのような元から軍事的なAIは、通常設定でもそれなりの軍事努力を払う。しかし、AI対AIの戦争では、どちらにせよ問題は相対的なものである。一部のAIは防御が苦手であり、だからほかのAIが彼らを侵略できる
- BtSでは、AIの戦略から、「単調さ」がはるかに減じられている。手短に言うと、彼らは目標を追求できるようになった。しかし、目標達成に重点を置いてほかをおろそかにするする傾向により、彼らはときおり侵略に対して非常に脆弱になる。これは、AIが単調または予想可能でなくなることに対する対価である
- 「攻撃的なAI」オプションを入れても、もはや人間プレイヤーに対する態度ペナルティは発生しない。オプションを入れると、基本的に、AIは物事にたいしてより攻撃的になる。平和主義者の宣戦率は上昇しないが、彼らはより大規模な軍勢を保持するので、簡単には犠牲にならなくなる
- (「攻撃的なAI」設定下では、)もともと攻撃的なAIは狂気の存在になる。プレイヤーが軍備を怠っており、自分のほうが大規模な軍事力を保有していることを嗅ぎ付けたAIは、以前よりも高い確率で宣戦してくる。プレイスタイルを変えない限り、プレイヤーはもっとずっと宣戦されることになるだろう
- デフォルトのAIはちょっと砂箱的で、プレイヤーが組み立てた戦略にAIがちょっかいをかけてくる。しかし、「攻撃的なAI」設定では、AIがプレイヤーの戦略を支配する! アレクサンドロスがプレイヤーに侵攻をかけると決めたなら、周到に軍備を整えておかない限り、プレイヤーはゲームから追い出されてしまうだろう。最良の備えで挑んだとしても、複数の文明から同時に攻められたら、敗北は避けられないかもしれない
- ノーマル設定はカジュアル用のただの遊び。「攻撃的なAI」は、適応を考えなければ生き残れないハードコア用
- ゲームユーザーの大多数はハードコアではないし、ハードコアなプレイヤーですら、しばしば砂箱的なスタイルを好む。「AIにプレイスタイルを強制されたくない」という不満は非常に多い。プレイヤーが戦略を選び、AIはあまり過剰にならずにそれに合わせるというスタイルが好まれる
- 「攻撃的なAI」では、ユニットに対する支援が増加するため、デフォルトのAIよりも技術開発が劇的に鈍化する。戦禍を避ける手段を見つけることができさえすれば、じつは簡単に勝利できる
- いっぽう、デフォルトのAIは技術開発の星になり得る
- BtSのAIは、プレイヤーが軍事にかまけている間に相互で技術交換を行うことにより、プレイヤーを容易に追い越し得る
- つまり、BtSでは、隣人を征服するのは簡単になったかもしれないが、それによって勝利を狙うのは難しくなっている
- BtSにおける「攻撃的なAI」の傾向:
- 文化系施設の建設頻度が減少
- ユニットの維持費により多額の資金をつぎ込む
- 侵略用や反撃用の軍勢編成時に、侵略用のユニットを生産する確率が高まっている
- 文化遺産の建設確率が 1/3 に減少
- ランダムイベントへの対処で、文明間の関係を良好化する選択肢を選ぶ確率が減少している(通常の50%)
- 文化勝利を目指す確率が減少している。言い換えると、AIが文化勝利を目指すと決めるまでに、より多くのポジティブな文化的要素が必要になる
- 核兵器の貯蓄率がわずかに上昇する
- 「圧殺」("Crush") 戦略をもっと好む
- エリアに美味しい標的がいるとき、より精力的に大量のユニットを生産する
- 宣戦確率が上昇する
- もっと「自信過剰」になり、通常よりも自分の軍事力を楽観視する
- 積極的に拡張をすすめるため、護衛なしで入植者を派遣する
参考
- BTSにおける難易度とAIの変更点 (2007/7/22)
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