この、敵と味方がめまぐるしく入れ替わるジェットコースターのような疾走感はすごいよね。一話見逃すと展開に付いてゆけなくなるし、展開がトラウマチックだから、視聴者は振り落とされないようにお話にしがみつくしかなくなってしまう。こういうことを1期2期とほとんどシステマチックなまでにやってのけるのだから、ギアスのスタッフは凄い。
たとえば天元突破グレンラガンの、速度が速く、途中で重要キャラクターが死亡し、敵味方が入れ替わる展開は、たぶん部分的にはギアスを意識していたと思うのだけど、グレンラガンのストーリーがギアス的な求心力を持つことはついに無かった。(たぶん、グレンラガンが骨子としていた単純熱血系の要素が、コードギアスがガンダムシリーズから受け継いでさらに先鋭化させたトラウマチックで精密な疾走感と、根元的に食い合わせが悪かったからだと思う)
ただ、この疾走感は、ストーリーが定期的に供給されてはじめて維持されるものなので、供給が断たれてしばらくすると、まるで夢から覚めるか魔法が解けたみたいに(あるいは、ギアスの効果が切れたみたいに)、「あれって何だったんだろうね」と言う人が現われる。ギアス1期24・25話放送前のラグタイム、あるいは放送終了からしばらくして後にネットで見えた反応はまさしくこれだった。賭けてもいいけど、たぶん2期終了後にも同じような反応が出てくるよ。
