- ジャンル:
- Akihabara, Diary, FreeBSD
- シリーズ:
- いろんなものをレビューするよ
- 種類:
- 読みもの
- 最終更新:
- 2007年02月04日 22時58分
- シリアル:
- 2006-12-31-02
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Core 2 Duo 2.0GHz/メモリ2GBのThinkPad T60に、VMware Serverをインストール。仮想マシンを作成し、メモリ1GBを割り当てる。設定で1つまたは2つのプロセッサを選択可能だったが、こちらは1CPUに設定。仮想ディスクは最初から指定容量をすべて確保しておく方式を選んだ。こちらの方がパフォーマンスが上がるらしい。(もうひとつは逐次的に仮想ディスクのファイルサイズが増加してゆくタイプ) ディスク作成にはかなり時間がかかる。
FTPサイトから落としてきたFreeBSD 6.2R-RC2のISOイメージをマウントして、仮想マシンを起動。FreeBSDのインストーラはいまだにsysinstallなのね。ずっと4.x系をcvsupして使っていたので、5.x系は一回も使わないまま終わってしまった。さらに言うと、僕は2.x系からFreeBSDを使いはじめ、3.x系をまるまるスキップして4.x系に移行したので、生まれてから一度もFreeBSDの奇数系ブランチに手を触れていないことになる。とくに理由があって避けているわけではないのだけど、人生は不思議だ。
風邪引き頭でぼんやりインストール作業。その場のノリで、インストーラのおまかせに従ってパーティションを切り、あとでなんの意味があるんだと頭を抱える。ここはswapだけ別領域にして、あとは全部 / に回すのが正しいよね。仮想ディスク上にいちいち/tmpや/varを切ってどうするんだ。今考えればインストールをやり直せばいいだけなのだけど、その時はそのまま進めるのが良い考えであるように思えたので、なんとなく続行。僕の人生はだいたいこんな風にして誤った方向へ進んでゆく。
ともかくインストールは終了。VMware Server ConsoleのメニューからCD-ROMイメージをアンマウントして、マシンを再起動。仮想マシンだけあって、BIOSもちゃんと用意されている。dmesgはこんな感じ。(→ログ) rootでログインしてvmware toolsをインストールする。\Program Files\VMware\VMware Server\freebsd.isoが、FreeBSD用のvmwre-toolが格納されたCD-ROMイメージ。最後に、ifconfig_vxn0="DHCP"をrc.confに追加するようにというメッセージが出る。
VMwareにはホストOSのUSB機器を認識する能力があるが、USB接続のキーボード/マウスに限っては、PS/2接続のエミュレートとして扱われる。とくに設定せずに、ゲストOSのコンソールとX Window Systemから、外付けキーボード/マウスと、T60のキーボードとトラックポイント/タッチパッドすべてを共存使用できた。
仮想サーバの全体的なパフォーマンスは、今まで使っていたAthlon 1.1GHz/メモリ512MBの物理マシンよりかなり良い。httpdやmysqldの反応速度や、httpdのログの分析に掛かる時間が向上している。squidを入れてキャッシュサーバをやらせてみたが、無線LAN経由 + 仮想サーバ という環境でありながら、物理サーバを使っていたときよりも反応が良いようだ。
ネットワーク関連。仮想サーバ内からpingを打ってみると、
PING yahoo.co.jp (203.216.227.176): 56 data bytes 64 bytes from 203.216.227.176: icmp_seq=0 ttl=49 time=2.346 ms 64 bytes from 203.216.227.176: icmp_seq=1 ttl=49 time=9.233 ms 64 bytes from 203.216.227.176: icmp_seq=2 ttl=49 time=9.213 ms 64 bytes from 203.216.227.176: icmp_seq=3 ttl=49 time=14.591 ms 64 bytes from 203.216.227.176: icmp_seq=4 ttl=49 time=9.054 ms ^C --- yahoo.co.jp ping statistics --- 5 packets transmitted, 5 packets received, 0% packet loss round-trip min/avg/max/stddev = 2.346/8.887/14.591/3.888 ms
という反応が返ってきたが、VMwareのホストであるWindows XPマシン上からpingを打つと、
Pinging yahoo.co.jp [203.216.227.176] with 32 bytes of data:
Reply from 203.216.227.176: bytes=32 time=16ms TTL=49
Reply from 203.216.227.176: bytes=32 time=16ms TTL=49
Reply from 203.216.227.176: bytes=32 time=17ms TTL=49
Reply from 203.216.227.176: bytes=32 time=18ms TTL=49
Ping statistics for 203.216.227.176:
Packets: Sent = 4, Received = 4, Lost = 0 (0% loss),
Approximate round trip times in milli-seconds:
Minimum = 16ms, Maximum = 18ms, Average = 16ms
という結果になる。どうもVMwareの返す反応時間は眉唾くさい。体感としては、実マシンでpingを打ったときよりも、反応がややもっさりしているように感じられる。sysinstallからpackageをいくつかインストールしてみたところ、700〜1000KB/秒という転送速度が出た。LAN内の物理マシンからscpでファイルを転送した際は、最大で5.4MB/秒まで到達。
ただ、ノートマシンを連続稼働(1日以上〜)させながら、仮想サーバ内からネットワークをハードに使っているうちに、無線LANがじょじょに詰まるようになり、転送レート(T60→ルータの接続速度)が2〜6Mbpsという数字にまで落ちて、最後にはブルースクリーンで落ちてしまった。これがハード/ホストOS側のトラブルなのか、VMware側に問題があるのかは、いまのところ不明。
VMware Serverはサーバ/クライアント式。VMware Server Consoleは、名前の通りサーバに接続するための端末にすぎず、ウィンドウを閉じても、サーバ自体は稼働をつづけている。ホストOSの起動/終了にあわせて、ゲストOSが起動/終了(またはサスペンド)するように設定することもできる。
画面をくるくる切り替えるParallels Desktopのデモビデオを見ていたせいで、仮想OSソフトウェアでは、ホストOSとゲストOSが画面を排他的に使用できるものだと勝手に思いこんでいたのだけど、VMwareにそういう機能はなかったみたい。Virtual Desktop for Win32のような仮想画面ソフトウェアを使って似たような環境をつくってみたのだけど、結局は、単一画面にWindowsとServer Consoleを共存させ、[Ctrl + Alt + Enter]と[Ctrl + Alt]で、Server Consoleの全画面/ウィンドウ表示をを切り替えたほうが使いやすいことに気がついた。ウィンドウ化する場合は、[View]→[Autofit]関係のオプションを切ったほうが使いやすい。
いままで、
- FreeBSDマシンで記事を書く
- 記事をデータベースに登録
- Windowsマシンのブラウザで記事を確認
- 気に入らない部分をFreeBSDマシンで修正
という手順を2マシン間でおこなっていたのだが、VMwareの導入により、
- 全画面表示したゲストOSのFreeBSDで記事を書く
- 記事をデータベースに登録
- 端末画面をウィンドウ化し、ホストOSのブラウザで記事を確認
- 気に入らない部分をウィンドウ化されたFreeBSD側で修正
と、単一画面上での確認と修正が可能になった。これはすごく便利で、作業効率の上昇にかなり貢献している。ホストOS→ゲストOS間でクリップボードの内容を共有できるのも便利だ。
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