SimCity 4を買いました&序盤のしのぎかた

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【こんなのどうでしょう?】クルセイダーキングス デウス ウルト【完全日本語版】
ジャンル:
Game, SimCity & Spore
シリーズ:
ゲームプレイ日記
種類:
ニュース
最終更新:
2006年10月24日 21時17分
シリアル:
2003-01-16-03

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小さいパッケージにCD-ROM2枚組。1枚目のCD-ROMの容器の裏にシリアルが貼ってある。歴代のSimCityシリーズのマニュアルには都市の発展やら経営に関するうんちくが大量に詰め込まれていて読むのが楽しかったものだが、今回のマニュアルはかなり薄く、必要最小限のことしか書かれていない。

インストール終了後、スタートアップメニューも何の確認もなしでいきなりゲームが立ち上がる。これはCD-ROMをドライブに挿入したときも同じなので、CD-ROMをめったなことでは抜き差しできない。ちょっと困る。

ゲームの起動(初回時の起動は特に)とセーブに時間がかかる。Win XP/Athlon 2400+/GeForce4 Ti4600という環境だと他の場面では特にストレスなし。Frapsというソフトウェアで測ってみたら、ゲーム序盤の小都市ではコンスタントに75〜76fpsという数字を出していました。

オープニングムービーの次に「地域ビュー」という画面が立ち上がる。これは大域ビュー、シムピープルで言えば個々の家に移る前の「近所画面」にあたるもので、巨大なマップがさまざまなサイズの「都市タイル」に分割されている。地域マップは実在の地形(アメリカ西海岸やらベルリンやらロンドンやら)に基づいたものがいくつか付属しているが、自分で一から作成することもできる。ただし、地域マップ全体をランダム生成する機能はなく、完璧にまったいらな平地か水面のマップ上の分割領域をひとつひとつ編集していかなくてはならない。

チュートリアルは「市長のチュートリアル」と「整地のチュートリアル」の二種類。チュートリアルの親切度はまずまずだが、このチュートリアルの指示都市生成の指針にするのは実はあんまりおすすめできない。

都市タイルに入るとまず「神のモード」に入る。このモードでは地形を無費用で好きなだけ弄くることができる。地形ツールの出来はかなりよろしく、特徴的な地形を簡単に作り上げることができる。唯一残念なのはアンドゥ機能がないこと。細々とセーブして、まずいことをやらかしたら保存せずに地域ビューに戻る、という戦略を強いられる。

満足ゆくまで地形を弄くったら、いよいよ「市長モード」に入って都市の建設をはじめる。市長モードに入った後でも地形を変更することはできるが、機能は一部制限されており、また変更には費用がかかる。

都市に建設できる基本的な要素はSimCity 3000と変わらないが、個々の要素がより細分化されている。例えば普通の道路にも「道路」と「街路」の区別があって最大通行量に差があったり、鉄道の駅が「旅客駅」と「貨物駅」に分けられていたり、警察署や消防署に大小の区別があったり、という具合い。公園もバスケットコートや芝生という小さな(1x1の)要素が数多く用意されている。これらを組み合わせればひとつの大きな公園空間を造ることもできるのだろう。駅やバス停の使用率が個別に分かるようになったのは非常にありがたい。また、「小密度の工業地帯」の代わりに「農業地域」を建設できるようになっている。

今回の決算は月単位。公共施設はすべからく管理費がかかるようになっているので、考えなしに建物をぽんぽん建てているとすぐに赤字になる。…というか、考えながら建てていても赤字になる。たいていの施設は、割り当てる予算を個々に調整することができるので、例えばある学校にだけ大量に予算を割り当て、他の学校の予算を削る、という事ができるようになっている。

範囲効果を持つ施設(消防署や学校)には範囲と許容量に関する予算を別個に変更できる。例えば学校の場合、通学バスに割り当てる予算を増やすと影響圏が広がり、「地元の財源」に割り当てる予算を増やすとそれだけ多くの子供をサポートできるようになる。

建物には寿命は明示されないが、建設されてから年代のたった(発電所や貯水塔ののような)公共施設では、徐々に出力が下がってゆく。

グラフィックとインタフェイスはおそろしく強化されている。特にインタフェイスは出色の出来と言ってよいと思う。建物の生えかたがにゅるにゅるしているのがまるで生き物みたいで気持わるくきもちよい。

ゲームはシムピープル(と、開発中止になったSimsVille)の要素をいろいろな部分で引き継いでいる。例えば今回はアドバイザーが全員シム人(…というのはシムピープルのシム人のことです)だし、シムピープルで作成したシム(ペットも可)をインポートして街に住まわせることもできる。シム達は車に乗ったり歩道を歩いたりはもちろんのこと、庭の掃除をしたりプールで泳いだりもする。街のいろいろな要素(ゴミ箱やプール・塀や車など)をポイントするといちいちポップアップが表示されるのも細かくて面白い。こういう細かいギミックを見ているだけでしばらくは楽しめる。

今回の建物は玄関の方向があらかじめ設定されており、道路に接している場合でも、玄関となるべき側が道路の方を向いていなければそのタイルには建物は生まれない (この場合、タイルの上に駐車禁止のようなマークが表示される)。このトラブルが発生しないように、区画を大きく取ると自動的に街路が引かれる仕掛けがあるのだが、この機能はドラッグした区間内の事しか考慮せずに道路を引くので、これに道路引きをまかせているとやはりどうもうまくない。この機能は道路が作成中の地区に隣接している場合はそのことを考慮するので、今回も手動で道を引いてから区間設定、というやりかたの方が結局はスマートになると思う。

「都市タイル」ごとに予算は独立になる。また、既存の都市を破壊すると、その「都市タイル」の予算は初期状態に戻る。「地域ビュー」の「都市の削除」から都市を削除すると、地形までまっさらに戻されてしまう。地形はそのままで都市だけ壊したい場合は、都市画面に入ってから「神のモード」の「都市の破壊」を使うとよい。

以前のシリーズとSimCity4との違いを簡単にまとめるとこんな感じだろうか。

  • いろいろな部分のディテールがより細かくなった
  • 複数の都市を協調させながら育成できる・インターネットを通じて他のプレイヤーの都市と協調できる等、より大局的で動的プレイが可能になった。
  • 地形や都市のモデルがより自然でもっともらしいものになった。

序盤のしのぎかた

先ほど言ったように、SimCity4では、警察署や学校のような建物はもちろん、貯水タンクや道路、送電線や水道管、はては市長官邸のようなボーナス建物にすら維持費がかかる。従来のシリーズの感覚で建物を建設していると、赤字赤字また赤字ですぐに首が回らなくなってしまう。だから建設する公共施設は必要最小限にして、予算を変更できる建物に関しては序盤は極力予算を削り、最低な分だけを割り当てて、都市の成長にあわせて細かく変更してゆくのがよいのだ…、という想定のもと数回プレイしてみたのだが、どうもこれがうまくいかない。そこで海外のSimCity4関連フォーラムをめぐって情報収集をしてみたところ、驚くべき事実が明らかになった。実にSimCity4においては、序盤は

公共施設を一切建設してはならない

らしいのだ (火事になった場合に備えて消防署くらいは造っておいたほうがよいかもしれない)。

SimCity4において、タイルの発展に必須なのは電力と道路だけだ。水道は実は必須ではない。(メッセージから見ると水道が供給されている場合は建物の人口密度が高まる…のかな??) だから貯水塔も水道管も造らない。市民どもには雨水を飲ませておけばよし。警察署がずいぶん後になるまで必要でないらしいのはたぶんプレイしている人の多くが気付いていると思うが、SimCity4の場合、序盤は小学校や病院すら不必要であるらしい。

発電所やゴミ処理施設も造らない。

同じ「都市タイル」内には。

発電所やゴミ処理施設はそれに特化した都市タイルを用意し、その街と送電線や道路を接続し、「取引」することでこれらの施設の恩恵を得る。

実は電気やゴミに関しては、自前で建設して管理費を割り当てる場合よりも、他の都市から買い入れたほうが安く上がる。これは買い入れる都市の側では汚染も減らせるので二重に都合が良いし、売る側の都市にとっても施設を遊ばせないですむし、複数の都市に売り捌くことで多額の収入を得ることもできる。ただし、売り手側は売却する資源に十分な(海外のフォーラムで得た情報では20%らしい)余剰が必要。

「取引」を行なう場合、資金が増減するのは現在アクティブな都市だけである。例えば、発電施設を持つ「ごみシティ」と、「ごみシティ」から電気を買い上げている「しょうシティ」の二つの都市があるとする。「しょうシティ」でプレイしている場合、毎月電気料金が収入から差し引かれるが、この金銭は「ごみシティ」の資金には加算されない。逆に、「ごみシティ」でプレイしていると毎月「しょうシティ」から売り上げを得ることができるが、この時「しょうシティ」の資産は減少しない。また、アクティブでない都市では当然時間が経過しないので、施設の管理費もかからないし、老朽化することもない。

つまり、他の都市タイルに発電所を建設して別の都市タイルからその発電所を利用する場合、何年経過しても発電所の出力は低下しない。より多くの電力が必要になった場合だけ電力供給用の都市タイルに入って新しい発電所を建設し、資金が足りない場合は時間を早回しして他の都市から収入を集めればよいという事になる。

これらをまとめると、序盤の指針は次のようになる。

  • 「市民ツール」の下にある建物は一切建設しない。
  • 「公益ツール」の下にある建物に関しては、これらの建物を建設する専用の「都市タイル」を用意し、都市間を接続して「取引」を行なうことによってこれらの資源を得る。

あとは適当に「住宅」「商業」「工業」地区を増やし、うまく利益をあげられるようになるまで早回しする、を繰り返していれば、どんどん黒字がたまってゆく。

公益建物専用の「都市タイル」は、できるだけ多くの都市タイルに接しているものを選ぶとよい。また、公益建物専用の都市タイルに接していない都市であっても、中間の都市が公益建物専用の都市からリソースを買い上げ、それを別の都市に転売する、というやり方を使って中継すれば、公益建物専用都市の恩恵を得ることができる。

結論すると、SimCity4では従来シリーズと異なり、複数の都市を同時に育成するアプローチが必要になる。一つの都市を大きく成長させ、飽きたら初めて別の都市タイルを育てはじめる…、というやりかたではうまくないということなのだろう。


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