Civ3プレイ日記

日記の中からCivilization IIIの体験談や感想を含んだものを抜き出してみました。

ホーム[H] > Sid Meier's Game > Civ3プレイ日記
【こんなのどうでしょう?】それでも町は廻っている 3 (3) (ヤングキングコミックス)

日本語版C3Cを買いました

(2004年4月2日)

本日発売のシヴィライゼーション III:コンクエスト 完全日本語版を買ってきました。気づいたことをメモしておきます。

  • Civ3価格改訂版やCiv3 + C3C同梱限定版は以前とおなじおおきなパッケージだけど、C3Cのみのパッケージは小型のスリムパッケージになっています。これは海外製のPCゲームの多くや、日本ではEA Japanがシムピープル等で使用しているパッケージと同じ大きさのもの。
  • Civ3 + C3C同梱限定版には攻略ガイドブックがついているそうです。これは日本語版Civ3/PtWについていた4Gamer.netのガイドのC3C対応版なのでしょうか?
  • インストーラは英語版Civ3/C3Cがインストールされていると、アプリケーションはすでにインストール済みであると認識します。英語版を別のフォルダにコピーしておいてアンインストール→インストールし、英語版はコピー先のConquests\Civ3Conquests.exeを起動することで日英版が共存できます。
  • 日本語版CD-ROMと北米版CD-ROMはプロテクトが違うので、日本語版CD-ROMで英語版C3C、英語版CD-ROMで日本語版C3Cを起動することはできません。
  • 日本語版C3Cの現在のバージョンはv1.02
  • 征服シナリオはすべて日本語化されてます。
  • マニュアルは英語版を日本語化したものだが、レイアウト等が一部異なってます。
  • C3Cのエディタも日本語化されています。

C3Cでは新文明と征服シナリオの追加のほかに、ゲームのルールとゲームバランスに劇的な変更が加えられています(英語版ではこの間出たv1.20パッチによって変化がさらに大きくなった)。汚職のシステムの改変等、これから物議を醸しそうな変更もありますが、全般的に見るとゲームバランスは素のCiv3/PtWよりも改善されていると言ってよいと思います。

マニュアルには、「DirectX 9.0の採用によって、マルチプレイのパフォーマンスと接続性が大幅に改善された」という記述があります。また、PtWではreadmeに書かれているのみだったポートの情報が、C3Cではきちんとマニュアルに記載されています。おもにマルチプレイで遊ぶ人でも購入する価値はあります。

たしかC3CとPtWのマルチプレイには互換性はなかったはずですが、C3CはPtWのユーザー製作シナリオ以外の要素をすべて含んでおり、PtWを起動することもできます。C3Cだけを購入しても、PtWしか持っていない人とマルチプレイで遊ぶことは可能です。

征服シナリオが日本語化されているので、英語版C3Cは持っていたけど、英語を読むのが面倒くさくて征服シナリオは避けてました、という人にもおすすめできるのではないかと思います。

バージョンがv1.02なので、英語版出荷時に存在した「紫禁城が負の効果を持ち、建設すると汚職や浪費がひどくなる」バグは日本語版にも存在することになります。これからプレイするかたはご注意ください。サイバーフロントにはいちはやいv1.20パッチの日本語化をお願いしたいところです。


【こんなのどうでしょう?】棺担ぎのクロ。〜懐中旅話 1 (1) (まんがタイムKRコミックス)

C3C 今日の感想 & 紫禁城の変更

(2003年12月24日)

v1.12 ベータパッチを当てて、以前から続けていたHuge/16文明のゲームを継続。紫禁城を建てると逆に汚職が増加してしまうバグが修正されたというので早速建ててみる。

……ええっ?? 全然汚職が減ってないですよ。パッチ前のように増えることはなくなったけれども、紫禁城を建てた都市ですら汚職がアイコン2〜3個程度しか減っていない。政治体制は民主主義なんだけどな。C3C以前だったら、紫禁城を建てたとたん収入が2倍になるくらいのインパクトがあったのに、この変化はなんだ。バグがまだ取れていないと言うこと? それとも汚職の計算法に相当ドラスティックな変化が入っていると言うこと? 新ゲームじゃなきゃパッチの効果がないってことはないよなあ……。これが想定された通りの動作だとすると、C3Cでの汚職対策はえらいことになりそうな……。

と思ってCivFanaticsのフォーラムをチェックしてみたら、ちゃんとJesse Smithが紫禁城のシステムについて説明していました。

紫禁城が建設された都市の汚職を「消滅」させないことに注意してほしい。紫禁城はただ「汚職を減少」させ、「ふたつめの宮殿のように働く」だけである。紫禁城を建設された都市は汚職から解放されない。しかし、交易・都市配置・政治体制の選択・駐留させる軍事ユニットやその他の建物を組み合せることで、汚職を最低限まで落とすことはできる。

また、高難易度では「最低限の汚職」は増幅される。

CivFanaticsのフォーラムには、さっそく紫禁城のあたらしい効果を調べようとするスレッドがたっています。


Civの神様のバチが当たりました

(2003年12月1日)

ほかのゲームに手を出したバチが当たったようです。

SimCity4の終了後にatapi.sysでエラーが起きてWin XPがブルーバック。再起動すると起動時のIDEチェックに失敗するようになってしまいました。

PrimaryのMastarとSlave(これ、差別語で使えなくなったらどうするんでしょう?)の認識に失敗します。Master/Slaveに接続されたHDDの電源ケーブルを両方ともいったん外し、あらためてひとつづつ繋げてみたところ、Primary Mastar(Cドライブ)のHDDのチェックが通らず、Primary Slaveだけ繋いだ場合はチェックが通ることがわかりました。Primary MastarのHDDはスピン音も不快な感じに変化しており、どうやらハードがやられたくさい……。

重要なファイルはすべてUnixマシンに置くことにしているのでクリティカルな被害はなかったのだけれど(たぶん。思い出せるかぎりでは)、セーブデータが消えちゃったのはがっくりだなあ。どうやらCivの神様は独占欲が強いご様子です。

数日前にWebブラウザのブックマークをUnixマシンに退避させておいたのが不幸中の幸いでありました。虫の知らせってこういうものなのかしら。


ひとはなぜゲームに飽きるのか?

(2003年12月1日)

ご存じのようにCiv3はとても面白いゲームですが、それでもどんなゲームにもつきものの欠点がひとつあります。それは──、ずっとプレイしていると飽きる、ということ。

Civは非常にハマリ度の高いゲームで、ゲームが軌道に乗りだすとそのあとは止めるほうが難しいのですが、いったん軌道に乗るまでがつらい。現代までプレイしてAIと差のついた状態になれたあとで、もういちどなにも持たない原始時代に戻って、AIとよーいどんで土地競争を再開しなきゃならないのが、たまにしんどくなることがある。かと言って、お仕着せの環境に身を押しこむことを強いられるシナリオもそれはそれでしんどい感じがして、結局ずるずるとプレイしない期間が続くことがあるのです。

しかし人間、飽きたとかしんどいとかいう泣き言ばかりは言っていられません。停滞した現状を打破する手段が必要です。そこで考えたのですが、なぜ長いあいだ同じゲームをプレイすると飽きるのかというと、それは同じゲームばかりプレイしているからです。つまりゲームに飽きないためには、あるゲームの合間に別のゲームをプレイすればよいのです。同時期に複数のゲームを併行してプレイすることで、目先の風味を変えて脳を活性化させ、結果としてひとつのゲームに対する関心を長時間持続させる。これはゲームと生活の関係におけるコペルニクス的転回と言えるのではないでしょうか。

stack-style.orgではCivと同時にRise of Nationsもおおきく扱っているわけですが、この二つはどちらも歴史に関する戦略ゲームなもので、変わりばんこにプレイしていると、どいつもこいつも文明とか民族とか言いやがって、という気分になってしまう。気分を変えるにはまったく系統の異なる作品が必要なのです。

……という理論に基づいて『シムシティー4: ラッシュアワー』と"Morrowind: Game of the Year Edition"(TribunalとBloodmoonが一緒に入ってるやつ)を買ってきたわけですが……。本当によかったのだろうか、これで。

Morrowindは拡張パックで追加されたクエスト一覧表示機能が便利です。ただ、肝心の機能にアクセスしにくいのがよくない。ゲーム自体の動作も素のMorrowindにくらべてすこし軽くなっているような気がしなくもない。

『シムシティ4: ラッシュアワー』は市民の移動ルートが表示できるようになったのがとてもよい。市民がどういうルートを通って移動しているかはっきりわかるようになっただけで、都市の造りかたに対するスタンスが変わってきて、これだけで別のゲームになったみたいだ。素のSimCity4で作成した都市で動きを観察してみると、こちらが想定していたのとはまったく別のルートを通って移動しているのがわかって、すごくびっくり。と言うか、なぜお前らはこんなに遠回りで移動しますか? あとは市長リムジンで金をばらまいたり。市長の叫び声が馬鹿でよろしい。ヤフー!


【こんなのどうでしょう?】ウィザーズクライマー

C3C 今日の発見

(2003年11月19日)

土木技師 (Civil Engineer) は建築物にのみ効果をおよぼす。ユニットの作成時には、土木技師は一切の盾を産み出さない。大不思議の建造には効果があるのを確認した。

土木技師はレジスタンス中でも効果があるが、人口が減少したときには(市民が自動的に再配置されるので?)効果がなくなるようだ。

以前、爆撃はユニットにばかり当たって人口や施設に当たりにくくなっているという感想を書いたが、今回のゲームでは施設や人口にも結構よい確率でヒットしていた。ただのダイスロールのぶれだったのかな?


C3C 今日の発見&あるマップでのお話

(2003年11月18日)

共通規格 (Replaceable Parts) で配置可能になる専門家、土木技師 (Civil Engineer) がなかなかよい。

土木技師は1人当たり盾2つを生産する。この盾は工場や発電所の恩恵を受けないかわり、浪費の影響も受けない。つまり、裁判所や警察署を建設しても汚職率が95%から動かない都市でも、都市スクエアの生産を完全に食糧生産にシフトさせ、飢餓が発生しないぶんの市民を土木技師に割り当てることで、必要十分な盾生産をあげることができるようになっている。これにより、範囲型の汚職増加をする文明であっても、離れた領土に都市を分散させることが、ある程度までは可能になったわけだ。また、土木技師の産する盾は都市画面下の盾グラフには表示されない。市民の顔アイコンの下に盾が表示されるだけだ。

ナショナリズムで配置可能になる警察官は、汚職と浪費をアイコン1個ぶん減少させるが、汚職率が95%になった都市では、警察官を配置してもグラフが動かないことがある。95%に切り捨てられる前の値に対して-1され、それでも95%以上なので値が動かない、ということだろうか?

沼地 (Marsh) は 1/0/0, 移動コスト2. ジャングルと同様に病気 (disease) を媒介し、開拓して草原に変えることもできるが、ジャングルとは異なり沼地スクエア上に都市を建設することはできない。

古代騎兵 (Ancient Cavalry) は 3.2.2 で、古代に生産できる剣士と騎馬兵のいいとこどりユニット。実は古代騎兵は騎兵とは名ばかりで騎馬系ではなく、生産に馬を必要としないので、象牙は近くにあるが鉄や馬はないというケースでは、このユニットは文明の生死をわける存在になり得る。耐久力にボーナスがあり、古参で5, エリートで6耐久力を持つので生き残りやすく、中世に入っても攻守両方で役に立つ。ただし、騎馬系ではないのでアップグレードはできない。十字軍兵 (Crusader) はまだ生産できたことがないのでその真価は不明だが、要塞を建設できる能力は使い方によっては恐ろしいものになりそうではある。

さて、あるマップでの話。難易度は皇帝・攻撃度は標準。プレイヤー文明はイロコイで、スタート地点は赤道直下。周辺はジャングルと沼地。ジャングル地帯が膨らんでいるほかは、南・東・北西に細長い半島が延びているだけ。東の半島の向こう岸、2スクエア先に陸地が見えており、南側には象牙が集中していた。北西の狭道を抜けて陸地が広がった先にはマヤ文明が控えており、出口はすでに都市で蓋をされていた。

コラクル船を使って世界中を探索してみた結果、マップは群島に近い多大陸マップだった。大きくわけて三つの大陸があり、イロコイと同じ大陸にはマヤとアメリカ、東側にはイギリス・ロシア・スペイン、南側の大陸には日本と中国が位置していた。東側大陸はU字型をしており、幅はそれほど太くないが、南側の大陸と、ほぼ独立の大陸のような形状をしているアメリカ島は非常に太い。いっぽう、プレイヤー周囲の陸地幅は細く、広場への出口はマヤ文明でせき止められている。鉄か馬があればマヤ文明を攻める手もあったが、どうやら陸続きの場所には両方とも存在しないようだ。都市数を増やすためには別大陸に伸びるしかない。

そこですぐ隣に見えている東側のU字大陸の端に植民。哲学一番乗りと技術の横流しで技術と経済分野のトップに立ち、各国に大使館を設立した。イギリスの首都は入植地点に非常に近く、おまけに首都の都市領域内に鉄と馬の両方が存在した。これで最初のターゲットはイギリスに決定。

イロコイは象牙を独占しているので、安穏とゼウス像を建設し、古代騎兵を入手。これだけでは心もとないので、技術提供の見返りとして、日本から鉄と馬を交易してもらう。都市ではもっぱら剣士とイロコイの騎馬戦士を生産し、ガレー船で続々新大陸へ送る。数が集まったところでイギリスに宣戦。同じ大陸のロシアとスペインに技術供与して軍事同盟を組み、ユニークユニットの強みも生かして一方的になぶり尽くした。

結果、イロコイは黄金時代に突入し、資源として鉄と馬、それに絹の一大産地を手中におさめた。20ターン経過したところで同盟を解消してすぐさまイギリスと媾和し、見返りに技術をゲット。返す刀でロシアに宣戦して今度はイギリス・スペインと軍事同盟を結び、ロシアがイギリスから奪った都市を次々と占領。U字型の湾のいちばん奥まで領土を広げて和平。今回も和平の担保として技術を奪い、さらに宝石の産地を独占し、毛皮も入手することができた。

この時点でプレイヤーは中世中盤で火薬を研究中。AI文明たちはすでに火薬を入手しており、天文学や活版印刷も保有している状況だった。C3Cで群島に近いマップをプレイする場合、古代に技術開発でトップを走るのはたやすいが、AI文明が接触を完了した中世以降にリードを保つのは非常に難しい。プレイヤー文明の陸地が細く、AI文明が太い場合、地力では差があるので軍事でなんとかして喰らいつくしかない。技術差はつけられたが贅沢品はいくつか独占したし、つぎにスペインに宣戦してまた軍事同盟で包囲すれば、なんとか産業革命期中盤ごろには一等国になれるはず、と読んでいた。

ところが──。火薬を発見してもマスケット兵が生産解除されない。戦争に戦争を重ねて北半球の砂漠地帯から南半球南端に届くまで領土を拡大したというのに、領土の中に硝石がひとつもないのだ。マップを確認してみると、なんとも憎らしいことに、U字型大陸のもう一方の端、スペインの領土の奥地である半島の先端に、この大陸で唯一の硝石が見えた。イロコイはいまだに地図の交換すらできないので、探検隊をCiv3シリーズを通じて初めて生産してマヤの領土に送ってみたが、マヤの領土内にも硝石はなかった。外交画面から見ると、マヤの向こう側にいるアメリカは硝石を持っているようだ。

となると相手はスペインしかないが、しかしスペインはすでに天文学を発見しており、固有ユニットであるコンキスタドールが視界の隅をちらちらとうごめいている。陸ルートで攻めるのがいちばん堅実で、そうすれば都市の二つや三つは確実に落とせるだろうが、半島の端にある硝石までは手が届かない。海ルートをとるにしても、一番近い港から硝石のある地点までは7〜8スクエア離れており、輸送能力2しかないガレー船では往復に問題がある。都市を奪うのに成功したとしても補給が追いつかない。

しかし、こちらは戦争ばかりしてきたので、首都ちかくの沼地も放置されたままになっており、都市施設も十分に拡充されていない。ここで平和ルートをとって発展にいそしめば、いまからでもAI国家に拮抗する力を手に入れられるのではなかろうか? それに運がよければ、別の文明から硝石を交易できるかもしれない。

いま考えると、皇帝レベルで相手にリードされている間に手を休めるのは絶対に間違っていて、ガレー船を山盛り生産し、死力を尽くしてでもスペインと戦うべきだったのだけれど、あの時は平和ルートがよい選択肢のように思えてしまった。実際、税率を10%まで下げて他国から技術を購入し、その間に土地改善と施設建設を進める平和雌伏ルートも、AI文明との差は縮まらないものの、極端に離されもしなくて悪くはなかった。

ほどなく民主主義に転向して経済ボーナスで一気にブーストし、同時に騎士の生産を続けながら機会をうかがう。しびれを切らしたスペインが宣戦してきたのを契機に、経済力を生かして世界的な包囲網を構築した。包囲網の参加国のうち、スペインと陸続きなのはイロコイとロシアだけ。しかもロシアは力を半減させているから、美味しいのはイロコイ一国だけ、という構図。

ところがスペインはすでに騎兵隊を完成させており、こちらは守るので精一杯。あらかじめ蓄えてあった騎士と古代騎兵をガレオン船団で輸送して、硝石のある都市だけをようやく手にいれることができた。そのころには警察署も普通参政権も持たないイロコイ都市の間には厭戦が蔓延し、技術購入分の圧迫もあって、税率0%でも収入が赤字ぎりぎりになるまで落ち込んでしまった。

これ以上戦争をつづけるのはとても無理だと、20ターンで即和平。ようやく入手した硝石を使ってマスケット兵と騎兵隊を徐々に生産し、戦争に専念すべくファシズムに転向して、よーし今度こそスペインをコテンパンにのしちゃうぞーと宣戦してみれば、もうそのときにはスペインはすでに歩兵を保有しているという体たらく。騎兵隊でさえ手こずる歩兵相手に、いまもって騎士と古代騎兵中心のイロコイ軍が勝てるわけもなく、さらにスペインの背後にはいまだ無傷のアメリカと、中国を破って大陸をひとつ独占しつつある日本が控えているのを目にして、ワタクシはついに戦意を喪失。「こんなゲーム糞ゲー! もう絶対糞ゲーだから!!」と叫びながらESCキーを押したのでありました。

このマップからなにを学んだかと言われれば、C3Cでは海を越えた植民を、できるだけ早期におこなうのが必須のマップが登場すること。しかも資源の配置が極めてイヤらしくなっている場合があること。そしてC3Cでは古代での技術リードが容易になったかわりに、中世での技術の研究順が非常に重要になっていること、でしょうか。そう考えると、苦い経験だったけれども学ぶところの多いゲームでもあったのです。こういう負け戦をすぐに投げ出さずにあれこれ試行錯誤してみるのも、面白いといえば面白いなあ、というお話でした。すごくストレスたまるけどね。


C3C 今日の発見

(2003年11月17日)

シュメールがすごすぎる。初期時点で固有ユニットであるエンキドゥ戦士 (Enkidu Warrior) が生産可能で、このユニットのステータスは 1.2.1, コスト10. アップグレードパスも槍系につながっていて、つまりこいつは戦士と同じコストで造れる槍兵なわけです。

シュメールは農業志向 (Agricultural) でもあり、都市スクエアからの食糧収入にボーナスがあるので、人口が増加するスピードもはやい。この二つの特徴が重なった結果、マップにさえ恵まれれば、もう本当にものすごいスピードで領地を拡大することが可能になっている。嘘でも冗談でもなくて、本当にCOMの拡大スピードを軽々と凌駕できるのです。まさかCiv3で戦争せずにCOMよりも広い領土を手に入れられる日が来るなんて。右下の世界地図を眺めて感動ですよ、マジで。

幾マップかプレイして(そして投げ出して)、マップの形状によっては別大陸への植民は不可避であるという確信を得つつありますが、その話は長くなるのでまた今度に。


【こんなのどうでしょう?】GA-芸術科アートデザインクラス 2 (2) (まんがタイムKRコミックス)

海業志向は楽しいかも

(2003年11月12日)

購入から数日たったというのに征服シナリオにはまったく手を触れないまま、皇帝・攻撃度標準の大ゲームを数回作成しては途中で投げ出しております。群島・小大陸マップで海業志向 (seafaring) に当たると面白いなあ。さながら海の拡張志向といったところなのだけど、微妙に方向性が違う。拡張志向のように斥候でお菓子の家を回収してまわれないかわりに、探検と外交を組み合わせた新しい戦略が生まれている。

まず、海業志向は開始地点が海岸沿いになりやすい。また、海岸沿いに建設した都市では、都市スクエアからの商業収入にボーナスがある。C3Cではアルファベットでコラクル船 (Curragh) という斥候船が生産できるようになっており、海業志向の文明(の多く?)は初期時点でアルファベットを保有している。コラクル船のステータスは 1.1.2 だが、海業志向は船の移動力に+1ボーナスがあるので実質 1.1.3 で、これは輸送能力を持たないほかは通常文明のガレー船と能力的な差がない。これらの特長によって次のような利点が産み出されている。

  1. 海岸船沿いをすばやく探索することで地形の概観と資源の位置を早期に知り得る
  2. AI文明同士が交流を持つ前にいち早く接触できる
  3. 海岸線を選んで都市を建設すれば、序盤から科学や経済をAI文明とほぼ遜色ないレベルまでもってゆくことも不可能ではない

接触の仲介が活版印刷 (Printing Press) まで持ち越されたこともあって、大陸が分断されたマップでは、AI文明のなかに古代中期〜中世序盤ごろまで交流を持たないものがあるのも稀ではない。そうでなくても海業志向ではほかの文明に先駈けて交流を持つことができる。これを利用して技術を右から左に流し、金銭をたくわえて科学研究率を100%まで高め、技術研究一番乗りを狙う。研究を終えた技術は当然ばらまいて次に備えなくてはならないのだが、ここで技術の研究順が問題になる。

上で述べたように、海業志向の多くは初期技術としてアルファベットを保有している。ここで最初の研究対象を選択するとき、投資率を100%にしても研究ターンが最大の50から変わらないものを選んだほうが、財政的には有利になる。このような技術は、科学投資率を最低の10%(超序盤は20%)まで落としても、研究ターン数が50のまま変わらないからだ。そこで最初の研究対象技術は当然のように筆記 (Writing) になるのだが、問題はその次に研究する技術だ。

素Civ3/PtWの場合、筆記ルートを選択した場合の定石は 筆記→文学 だった。アレクサンドリア図書館の建設を狙い、うまくゲットできたら必要最小限の技術だけ研究してすばやく中世入りし、残りを大図書館で回収するか、科学投資率を0%まで落として財政を潤し、その分を軍事に回すのが一般的ではなかったろうか。ところがC3Cの海業志向では、文学→大図書館ルートがあまりうまくない。文学は中世入りに必要ない任意技術で、しかもマップの配置がうまくはまった場合、海業志向はこの時点で技術のトップを走っているからだ。

「ほぼ遜色ないレベル」と言っても、古代・皇帝レベルという条件では、やはり研究速度はAIに利がある。AIに追いつくには技術ばらまきによる経済ブーストが必至だが、文学→大図書館ルートだと、AIの不思議建造をブロックする必要上、よほど前もって準備を整えておかないかぎり、技術ばらまきができなくなってしまう。

だが、この間に技術差をつめられて追い抜かされてしまうと、どうしても海業志向のうまみが少なくなる。科学研究率を最大まで上げた場合でもAIが先に研究を終えてしまうのでばらまきができず、かと言って大図書館の恩恵が得られるほど差もつかず、一方財源も圧迫されるので技術を購入することもできなくなるからだ。このやり方だと、中世初期までにはAIに完全に立場を逆転されてじり貧になってしまう。文学→大図書館ルートを取る場合、大図書館の建設前後には軍事ルートに転身できる準備を整えておくべきだろう。言い換えると、軍事ルートに方針転換できない場合はこのルートを取るべきではない。

では、技術でトップを走りつづけるにはなにを開発すればよいのか? ここで光るのがC3Cで復活した哲学の無料技術ボーナスだ。哲学は筆記から1ホップで開発できるうえ、中世に進むための必須技術でもある。筆記開発前後は技術の横流しの恩恵がいちばん大きな時期なので、海業志向の特性が図に当たれば、これを最初に開発するのは難しくない。無料技術一つぶん差をつけておけば、AI に負けない速度で中世入りできるはずだ。

無料で入手する技術は、AIが研究しにくい深いブランチのものを選ぶのもよいが、海業志向ならば地図を選んでおきたい。ファロス灯台のボーナスは海業志向にとって大きいし、ガレー船は輸送能力を持つので、別の陸地に植民が可能になるからだ。あとでもう一度述べるが、多大陸マップでの別の陸地への植民は、C3Cでは重要性を増している可能性がある。

中世入りしてから開発するのは 一神教→神学 ルートが優れている。発明→火薬 ルートに入るには、まず封建制と工学の二つを研究する必要があり、この間にAIに差をつめられてしまう。また、火薬以降の分岐が少ないのもよくない。このルートだと大学が建設できるようになるまで長くかかるので、AIに途中で先を越される可能性が大きくなる。対照的に、一神教→神学 ルートでは大学を早めに建設でき、またツリーに枝葉が多いので、AIが研究していない技術を先に入手できる──すなわちばらまきできる──確率もおおきい。このブランチには天文学・航海術・物理学と、科学先行の海業志向の命運にかかわる技術がつまっている。

余談だが、教育を早めに研究するという条件を立てると、教育で効果が無効になる大図書館の価値は低まる。これも科学先行戦略を取る場合に大図書館を建設すべきでない理由のひとつとなる。

新世界入植の必要性が高まっている?

多くのプレイヤーがすでに経験から察しているように、Civ3では、ランダムマップと言ってもその構造は完全なランダムではない。たとえば贅沢品はマップ全体に均等にはばらまかれず、多くの場合限定的な地域に密集している。これはゲーム内での交易の重要性を高め、贅沢品の一大産地をめぐる争いを誘発する。重要な資源はたいてい文明と文明の間に置かれており、これも領土拡大レースと土地をめぐる戦争をよりスリリングなものにして、ゲーム内の計画性と戦略性の地位を高めている。多大陸マップでは、プレイヤーの所属する大陸に、ほかの大陸(群)よりも多くの文明が配置されている場合が多い。プレイヤーが戦闘を繰り返している間に、別の大陸ではAI文明が安穏として拡大を続け、プレイヤーがひとつの大陸を制覇したころには、それに拮抗する一大勢力に成長している。Civ3 では、プレイヤーが挑戦的なゲームを遊べるようにマップが設計されていると言ってよい。

C3Cでは、このマップ生成アルゴリズムにさらに挑戦的な要素が加わっている可能性がある。ついさっきまでプレイしていた(そして負けモードになって投げ出した)マップでは、プレイヤーの所属する大陸に文明が6つ、もうひとつの大陸に文明が2つ配置されていた。プレイヤーの所属しない大陸のほうがサイズが大きく、さらに特筆すべきことに、戦略資源の分布がおおきく偏っていた。

プレイヤーの所属する大陸には、文明が6つも配置されているのにもかかわらず、鉄資源を保有している文明は中世中盤になってもひとつだけだった。一方、もうひとつの大陸には、──探検済みになっているのは海岸線だけであるにも関わらず──、3つから4つの鉄の姿が見えた。別の大陸はプレイヤーの発生地点に近く、大陸間は5〜7スクエアしか離れていなかった。海業志向文明なら問題なく乗り越えられる距離だ。

これは現時点ではただの想定にすぎないが、このマップで海業志向のプレイヤーに求められていたのは、すみやかにガレー船を生産して別の大陸に入植し、新大陸の資源を保護しながら本国での戦いを有利に進めることではなかったか。もしこの想定が正しければ、C3Cはマップの構造においても新たな戦略性を導入していることになる。

僕のスペイン文明はこれに気付くのが遅れたばかりに旧大陸上で鉄資源を探しまわって戦機を逸し、生産できる攻撃ユニットに差がなくなった状態でAIに数で上回れてしまったとしたら、これはかなり悔しいのだけど……。本当のところはどうなのでしょう。あれはただの偶然だったのでしょうか。プレイ経験を積むうちにどちらが真実か判明する日も来るのでしょう。その日がとても待ち遠しい。


C3C 今日の感想

(2003年11月11日)

皇帝レベル・攻撃度標準で一ゲーム終わらせました。感想や発見をずらずらと。

まだサンプルが少ないので断言はできないけれど、もしかしたら人口1の都市を占領した場合でも都市が破壊されなくなってますか?

追記(2003-11-11)

すんません。破壊されますた。

現代に入るとBGMのローテーションに征服シナリオ用の音楽が追加されるみたい。

TOW歩兵は戦士系のユニットだった。これで戦士系は 戦士→剣士→中世歩兵→ゲリラ→TOW歩兵 という流れになり、騎士系よりも寿命が長くなったことになる。TOW歩兵は戦車と現代機甲部隊の中間の強さのユニットで、防御時先制攻撃能力を持つ。また、TOW歩兵は資源を必要としない。

防御時先制攻撃能力を持つのは弓系(弓兵・長弓兵)とTOW歩兵。槍系は火薬で武装して以降もこの能力は持たない(一部の槍系固有ユニットは防御時先制攻撃能力を持っていたはず)。この能力を持つユニットはステータス上では砲撃値を持つが、実際に砲撃をおこなう能力はない。この砲撃力は防御時先制攻撃のチェック時にのみ使用される。

COMは現代戦ではミサイルや航空機を頻繁に使用するが、宣戦したターンにどっと攻撃をかけてきて、それをしのげばあとは散発的にぱらぱらと攻撃するだけという傾向は以前と変わっていない。

航空機の爆撃能力は大幅に強化されている。対艦・対地致死爆撃が追加されており、攻撃のヒット率もPtW時より上昇しているようだ。敵も爆撃機を頻繁に使用してくるが、使い方はあまりうまくないように見える。こちらが地対空ユニットや戦闘機を用意して待っている都市に次々と飛込んできて撃墜されてしまう。奥のほうの資源をピンポイントで狙ってくるとか、そういうことをやってくれるのかなー、と期待していたのですが。

爆撃や対艦砲撃は、都市内に隠れている戦闘機や艦船に攻撃がヒットした場合、ダメージが二倍になる。これで艦船で砲撃をおこなっては都市に隠れるという戦術は使いにくくなっている、というか、これをやると逆に酷いしっぺ返しを食らうことも。

爆撃機の爆撃が都市内の航空機にヒットし、耐久力が0まで下がった場合、その航空機は破壊される。つまり戦闘機は対艦攻撃力が上昇したかわり、爆撃機に対する優位が低められている。その穴を埋めるのが新しく導入された地対空ユニットということになる。

地対空ユニットは都市と要所(資源のあるスクエア等)の防御に使用する。スクエアを砲撃・爆撃するとそのスクエアにクレーターを開けて資源の効果を無効化できるので、資源の防御は重要なはず。クレーターは汚染同様に除去できる。広い範囲の対空防衛には戦闘機の航空優勢を、ピンポイントの防御には地対空ユニットを使用すればよいのだろうか。Civ3/PtWでは、AIは砲撃ユニットを積極的に使用してこなかったが、今回もその傾向は変化していないように見える。同様に、うまく設置すればプレイヤーにとって大きな脅威になるはずの地対空ユニットの姿もまばらだ(難易度が低いから?)。

砲撃・爆撃のヒット確率は向上しているようだが、都市を攻撃する場合はユニットにヒットすることが多く、施設や人口にはヒットしにくくなっているようだ。爆撃機と野戦砲を大量にスタックさせて数ターンの間攻撃を続けても、都市の人口は1〜2ポイントしか落ちなかった。つまり、人口由来の防御ボーナスを落として防御側の耐久力を削りやすくする戦術が使いにくくなっているわけで、これからは攻撃ユニットの数をそろえるか、都市周囲をユニットでくまなく包囲して飢餓状態に持ち込む戦術を取る必要があるのかもしれない。

沼地はジャングルと同様にclearできる地形だった。火山からは公害が噴出する。公害・クレーターを除去するコマンドは、"Clear Damage" (Shift + C)に一本化されている。

艦船も強力になっており、種類も追加されている。特に移動力の増強が大きく、ヒット&アウェイで沿岸の資源を狙われると相当煩わしそうだ。AIは私掠船も使用する。相互防衛条約を結んだ同盟国の様子を潜水艦でこっそりうかがっていたら、同盟国の港からあらわれた私掠船に攻撃されて泣き帰る羽目になったことも。


C3Cファーストインプレッション

(2003年11月9日)

内容物はマニュアルとCD-ROM一枚。CD-ROMのケースはCiv3/PtWの紙ケースからプラスチック製のハードケースに変更されている。マニュアルにはPtWとC3Cで追加された要素が記載されている。PtWのときには存在しなかった、マルチプレイで利用されるポートの一覧表もあり。

CD-ROMのルートにはCivilization3X.exeとCiv3Conquests.extのふたつの実行ファイルが置かれている。これはつまりCD-ROM内にPtWとC3Cのパッケージが別個に格納されている(C3CをインストールするとPtWも独立にインストールされる)ということ?

シナリオではBGMが様々に変化する。音楽はなかなかよい。これはゲーム本編では聴けないのかな? シナリオでは先の時代の技術ツリー全体が不可視になっている(画面に大きな?マークだけが表示される)場合もある。

ゲーム本編にも様々な要素が追加され、ゲームの力学が明確に変化している。文化・科学重視政策を促進する要素がさまざまに追加され、これらの選択肢がより現実的なものになっている。大不思議の追加や哲学を最初に研究した文明への無料技術ボーナス、宇宙船の部品が以前は開発する必要のなかったブランチに移される等、ブランチ間に存在した「重要度」の不均衡が是正されているように思える。

火山はゲーム本編にも登場する。中世シナリオで発生するという伝染病 (Plague) はたぶん本編には登場しない。贅沢品・戦略資源は8つのまま。ゲーム本編の追加資源はすべてボーナス資源。

蛮族の行動ルーチンが変更されており、むやみやたらに攻撃してこない。都市に隣接する山岳の上で防御体制になって都市にプレッシャーをかけ続けたりする。

距離系兵器(弓や鉄砲)を装備したユニットは、素Civ3での大砲ユニットと同様の防御時先制攻撃能力を保有する。この能力は単体時は発現せず、ほかのユニットと一緒のスクエアにスタックしている場合にのみ有効になる。

追記(2003-11-11)

槍系ユニットは火薬兵器に進化しても防御時先制攻撃能力を持ちません。

メインメニューからCiv-Contentsを選ぶとMOD/シナリオの一覧が表示される。この際、Conquests\Senariosの下のファイルだけでなく、Civ3PTW\Senarios, Civilization III\Senariosの下のファイルも走査される。Conquests\Senariosの下には、マルチプレイ用の征服シナリオのほか、ルールだけが改変されたMOD(文明の特性が無効・伝染病有り等)が用意されている。

皇帝レベル、AI攻撃性標準では、あきらかに敵の外交的な態度がマイルドになっている。貢物の要求も素Civ3のように高圧的ではなく、戦争を起こしてもすぐに和平に応じてくれるし、和平時の貢物要求にも気前がよい。体感だと以前の国王レベルと同程度の攻撃性という印象。新難易度が上の方にふたつ追加されたせいで、下の難易度は易しくなっているのだろうか? 敵の科学進化の速度は以前の皇帝レベルと変わらない。超序盤からAIが同盟を組んで、プレイヤーとは関係のないところで争いあっていて、素Civ3/PtWにあった人間プレイヤーだけが徒党を組んで攻められる嘘っぽさが薄れているように感じる。

なんだかダイスロールの目までプレイヤーに「ゆるく」なっているような気がするのだけど、これは気がするだけなのかしら。騎乗兵で人口7の都市に駐留するマスケット兵に攻撃をかけてもそこそこいけてしまうのだけれど、これはユニットの質に対する量の優位性がさらに高まったということなのかなあ。

右クリックメニューでは、軍隊に入ったユニットはグレイアウトで表示される。軍事指導者は大不思議は急造できないが都市施設・小不思議は急造できる。

ゼウス像から生産される古代騎兵 (Ancient Cavalry) の耐久力には+1のボーナスがある。生産時は古参兵で耐久力5, エリートになると耐久力6になる。

兵舎のある都市には、空港・港と類似のマークが表示される。

捕虜にした労働者のグラフィックは自国の労働者と異なる。

ゲームバランスがさまざまな点でかちっと締まって、バランスが良くなっているように思う。素Civ3/PtWの高難易度にはつねに時間に追われているようなせわしなさと嫌なプレッシャーがあって、戦略の多様性もお世辞にも多いとは言えなかった。C3C では文化・科学ルートが強化され、シリーズ中最高傑作の誉れが高かったCiv2 のゲームバランスに近づいたと評してもよさそうだ。


【こんなのどうでしょう?】GA-芸術科アートデザインクラス 1 (1) (まんがタイムKRコミックス)
次の10件
Civ3プレイ日記のRDF Site Summary (RSS 1.0)