エカテリーナの孤独(その6)

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【こんなのどうでしょう?】ケツの穴〜上級篇〜
ジャンル:
Sid Meier's Game
シリーズ:
Civ4プレイ日記, Civilization IV/Civ4情報
種類:
読みもの
最終更新:
2006年07月23日 17時51分
シリアル:
2006-07-23-04

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時代は産業革命期に突入。領土はすでに島の南端まで到達しています。とはいえ、資源の位置を重視して都市を設置したせいで、都市の間隔はややルーズ。国境内には、まだ都市を建設できそうな空白地帯がいくらか残っています。空白を埋めるために開拓者を何体か生産しようかな……と考えてつつ都市を育てているうちに、面白いイベントが発生しました。

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これまでなにも無かったエカテリンブルグ近くの丘陵に、突如資源が発生したのです。これはCiv4で追加された、鉱山が設置されたスクエアでは、ごくわずかな確率で鉱山資源(アルミ・石炭・銅・鉄・ウラン・宝石・金・銀)が発生するというルールに由来するもの。いっぽう、Civ3でユーザーをたびたび悩ませてきた戦略資源の枯渇は、Civ4では発生しないようになりました。

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さて、ロシアは蒸気機関を入手し、石炭資源が可視になりました。宇宙勝利も視野に入れはじめたロシアとしては、ここは鉄道に直行し、鉱山と製材所スクエアに鉄道を敷いて、生産力を高めておきたいところです。

ところが……ロシアの島には石炭がひとつもありません! 石炭と鉄道は宇宙勝利に必須ではありませんが、入手できなければ、製材所 + 鉄道で生産力を稼ぐべく、いままで都市周囲の森林を温存してきた努力も水の泡になってしまいます。これはここに来て大きな痛手。多少無理をしてでも、石炭を入手するしかありません。

マップを衛星画面まで引いて調べてみたところ、ロシアからいちばん近い石炭資源は、ロシア西方の島の東端に位置していました。ここなら目と鼻の先。AI文明から入手した地図によると、まだ誰も入植していない空き地のようです。ここしかない!

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位置を分かりやすくするために、マップに線を引いてみました。Civ4では、このように、マップに線を引いたり、あるいはランドマークとして地図に標識を追加できるようになっています。地図上の地点を指定してシグナルを送る仕組みとあわせて活用すると、マルチプレイのチームプレイで便利かもしれません。

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地図を拡大すると、きちんと文字も大きくなります。

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ところが、船に開拓者を乗せて近づけてみると、この石炭はすでにエジプトの都市エル・アマルナの領土に入っていたことが分かりました。

ほかに文明のいない島を独占していたことから、ロシアはずっと軍備をおろそかにしています。おかげで、そろそろ現代に突入するというのに、いまだに弓兵や槍兵が都市を守っているありさま。なるべくなら軍事衝突は避けたいところですが、さきほどのような鉱物資源発生は、1ゲームに1回もあればましな方。期待して待ち惚けしているわけにもいきません。

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さいわいこちらはほとんどの文明と相互通行条約を締結済み。とりあえず上陸だけしてあたりをうろついていたら、またひとつ蛮族都市を見つけました。周囲に地形改善はなく、うっそうとした森林に囲まれているだけですが、都市は城壁に囲まれており、蛮族の旗を掲げたライフル兵が周囲を闊歩しています。

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石炭を入手するには戦争もやむなし。エル・アマルナに奇襲をかけるべく、首都で軍事ユニットを生産し、船を使ってエル・アマルナ近辺に送ります。同時に、いつ戦争が起きても大丈夫なように、都市で防衛用のユニットを生産。守りを固めます。

そんなとき、ふいにナポレオンが資源の取引を申し出てきました。そして、条件のなかには、こちらが喉から手が出るほど欲しかった石炭も。一も二もなく同意し、さっそく全島に鉄道を張り巡らせます。

これで戦争をする必要が無くなってめでたしめでたし……と行きたいところですが、わざわざエル・アマルナ近くまで兵隊を送り込んだ労力を無駄にしたくないと考えるのもまた人情。さいわいエル・アマルナの守りは薄く、おまけにエジプトの領土はあちこちに分散しています。このまま指をくわえて見ているのも馬鹿らしい。

……というわけで、平和プレイから突如路線を変更してエジプトに宣戦。即座にエル・アマルナを落とし、返す刀でほかの文明との外交交渉に奔走。技術提供を見返りに、ナポレオンやチンギス・ハーンを動かし、エジプトに宣戦させます。

さて、どれほどの反撃があるものか……と身構えつつターンを終了。1ターン経ち、2ターン経っても、エジプトの反撃がはじまる様子はありません。ロシアの東にはエジプトの入植した島があるのですが、こちらの国境をかすめる船影すらなし。ほかの文明を戦線に引きずり込む戦略が図に当たったようです。ロシアはめでたく石炭の自力採掘に成功し、適当にターンを重ねたところでエジプトと講和しました。

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しかし、この戦争は、文明の相関にすくなからず影響をあたえたようです。宇宙船の部品の建設を開始し、三峽ダム、そしてロボット工学で解禁される軌道エレベーターの建設がそろそろ視野に入ってきたとき、突如、ロシア南の島に領土を持つサラディンがこちらに宣戦してきました。

地上部隊はたいした規模でなく、すぐに撃退できたのですが、困ったのがアラビアの艦船。エジプトがあまりにもあっけなかったせいで、ロシアは油断のあまり、ほとんど艦船を生産していなかったのです。瞬く間にロシア近海の海上資源を食い荒らされ、都市の衛生度が不味いことになってきました。

やむをえず、沿海都市の生産アイテムを変更し、攻撃用艦船の生産に切り替えます。生産物切り替えのペナルティが削除され、蓄積したアイコンが無駄にならなくなったおかげで、Civ4では、このような緊急事態により柔軟に対応できるようになりました。あらかじめハンマーを蓄積しておき、文化遺産が解禁されたら即座に生産を切り替えて建設を早めるテクニックが使えなくなったのは惜しいところですが、これもまたゲーム性の大きな改善と言えるでしょう。

技術差があることもあり、いったん海軍が整ってしまえば、アラビアなどロシアの敵ではありません。ロシアの周囲をうろつき回っていたアラビア船籍の船を片付けると、海上資源のあるスクエアに軍艦を乗せて資源を保護。都市で作業船を生産して、資源網を復活させます。同時に、大半のユニットからは存在を関知できない潜水艦を数隻生産してアラビア領海へ送り、船舶や海上資源を破壊してちまちまと嫌がらせ。適当なところで切り上げて和平を結びます。

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宇宙船の建設中に勝利条件を確認。この分なら問題なく宇宙勝利できそうですが、モスクワ・ノヴゴロド・サンクトペテルブルグの文化蓄積量もなかなか順調です。(第二都市サンクトペテルブルグよりも第三都市ノヴゴロドのほうが蓄積量が多くなってしまったのは誤算でしたが) ロシアはこのまま宇宙勝利を目指しますが、残り40ターンの間、文化税率を100%まで高めれば、間違いなく文化勝利できるでしょう。

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紀元2025年、ゲーム終了まであと25ターンのところで、ロシアは宇宙勝利を達成。

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ゲーム後のリプレイを見てみると、ロシア西の大島には、フランス(紫)、エジプト(黄)、モンゴル(茶)が同居しており、近海でつながった小島にイギリス(白)とペルシャ(水)が発生したことが分かりました。もし発生地点がこちらの本島だったら、ロシアは領土競争や外交のごたごたでずいぶん苦労を迫られていたことでしょう。

いっぽう、ロシアの島は、一人で独占できる陸地としてはかなり良いサイズです。ほかの文明と関わりを持たず、孤立してゲームを進められたことが、結果的には良い方向に作用したのかもしれません。

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ゲーム終了後には、このように、プレイヤーが生産したユニットと建築した建造物の統計表を見ることもできます。

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今回のゲームにおけるエカテリーナの歴史的立場は、ウォーレン・G・ハーディングと同等。ハーディングは第29代のアメリカ合衆国大統領で、閣僚に恵まれて外交・経済面で成果を上げたものの、死後に発覚した一連の汚職事件により、名声を大きく損なった人物です。



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